8月19日に、拙著『引きこもり悪役令息は国王陛下の王妃試験から逃れたい』がルチル文庫様より発売になります。
イラストは石田惠美先生です。
書影も公開され、いよいよ発売が近づいてきました。
今日は、この作品について少しお話ししたいと思います。
「ありがとう」から始まる恋。
少しずつ積み重ねていく信頼。
「変わらなくていい」と言ってくれる人がいること。
そんな恋を書きたいと思いました。
タイトルにもある王妃試験も、誰かを蹴落として競い合う試験ではありません。
「王妃とはどんな存在なのか」
「王妃として選ばれるとはどういうことなのか」
それを知るための試験です。
私は国を治める人に、一番求めたいものは「安心」なのではないかと思っています。
この物語にも、その思いを込めました。
こんな方に読んでいただけたら
ちょっぴり気持ちが疲れてしまった方。
愛の充電池を満たしたい方。
そして、少し笑いたい方。
そんな皆さんに読んでいただけたら嬉しいです。
書いていて楽しかったこと
最初のルシアンとアルベルトは、お互いに距離がありました。
けれど物語が進むにつれて、弱いところを見せ合い、受け入れ合い、理解し合い、少しずつ愛に満ちた二人になっていきます。
その変化を書いている時間は、本当に幸せでした。
一番笑いながら書いたのは、フェリクスです。
とても優秀なのに、弟のことになると途端に残念になる兄。
でも、その笑いの裏には、彼なりの過去があります。
コミコミスタジオ様の特典小冊子では、その一端を書かせていただきました。
そしてミハル。
彼女は登場するたびに、「ああ、ミハルだなあ」と思わせてくれる人物です。
日本刀のような切れ味で、正論を容赦なく突きつける。
ルシアンにとって最大のライバルですが、その潔い生き方が私は大好きです。
……ちなみに。
作品中で唯一、私も「これは許せない」と思っているのは、カストレル家の親族です(笑)。
タイトルについて
タイトルは、
『引きこもり悪役令息は国王陛下の王妃試験から逃れたい』
できるだけ内容が伝わるように、と考えていたら、どんどん長くなってしまいました。
さらに私のペンネームも七文字なので、表紙は文字がぎゅっと詰まっています。
でも、そのぎゅっと詰まった表紙も含めて、とてもお気に入りの一冊になりました。
最後に
この作品は、誰かを倒して終わる物語ではありません。
少しずつ誤解がほどけて。
少しずつ信頼が積み重なって。
「ここにいていいんだ」
そう思える居場所を見つける物語です。
読み終えたあとに、少しでもあたたかい気持ちになっていただけたら、とても嬉しいです。
発売日まで、登場人物や作品について、少しずつTwitterでもご紹介していけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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