2015年11月06日

物語をどう思い浮かべるか

小説、と言うか、物語をどうやって思い浮かべるのか、という話をいつも興味深く読んでます。

私は映画みたいに見えて、ただ違うのは、そのときに語り手の中にいて一緒に考えたり感じたりしてますね。同時に相手がなにをしているのかどう考えているのかも知っているわけで、空気とか背後霊みたいなものかもしれないです。あと、キャラクターを自分の好きに動かすことが、基本的にできません。
キャラクターを深くで掴んでいると、いつも勝手に動いていきます。
ええ、勝手に。
そっちじゃないとか、こういうことが起こったらどうなるんだろうとか、雨を降らしてみたり、転勤させてみたり。様々に彼らに働きかけ、追いつめていきます。追いつめていったときになにが起こるかというと、本音が出ます。この、本音というやつ。たぶん一生でそうは何回も出すものではないと思います。とても柔らかく、繊細なものです。

それから見えたものを日本語に自動筆記のように変換していくわけですが、けれど、ひとつだけ、どうしてもうまくいかないときがあります。それは……ぶっちゃけエロティックなシーンのときです。そういうときだけは、背後霊的私はぶっ飛ばされてしまい、うまく文章になりません。なのでそこは、ほかのひとにチェンジして(私はキドニー・ガルバンゾと名前をつけてます)、彼女に記述してもらっています。個人脳内外注です。が、このキドニーさんはきっとラテン系で日本語に不自由なのだと思います。
彼女のメモには「すごいセックス。おうおうおうおう。はあはあ。二度目はおっぱい。とろとろ。指がっしり。ぴしゃぴしゃ」とか書いてあるんですよ。それを私が解読して日本語にするわけです。二度手間です。

幽霊がえっちを怖がるというか苦手というのは、こういうことなのかもしれないと思います。背後霊も真っ青。

posted by ナツ之えだまめ at 05:32| 日記